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2024.08.28

お口ポカンしていると何が悪いの?

みなさん、こんにちは!

西東京市 田無の歯医者、こみねキッズデンタルクリニック 院長の小峰です。

今日は、最近よく聞く「お口ポカン」についてお話しします。お口ポカンとは、無意識に口を開けっぱなしにしてしまう状態のことを指します。

多くのお子さんに見られるお口ポカン、、、このお口ポカンの状態がなぜ悪いのでしょうか?

以下のポイントで詳しく説明します。

 

 

  1. 歯並びへの影響

お口ポカンの状態が続くと、舌の位置が正しい位置に保たれず、歯並びに悪影響を与えることがあります。

舌は通常、上の歯の裏側に触れているべきですが、お口ポカンの状態では舌が下がり、前歯が前に出たり、噛み合わせが悪くなることがあります。

特に成長期の子供にとっては、歯並びの問題が深刻化しやすいです。

 

 

  1. 口呼吸の問題

お口ポカンのもう一つの大きな問題は、口呼吸を引き起こすことです。口呼吸は、鼻呼吸に比べて多くのデメリットがあります。

例えば、鼻呼吸は空気を湿らせ、温め、そしてフィルターする役割を持っていますが、口呼吸ではこれらの機能が働かず、乾燥した冷たい空気が直接喉に入り込みます。

これにより、風邪を引きやすくなったり、喉の痛みを引き起こしたりすることがあります。

 

 

  1. 歯肉や歯への影響

お口ポカンの状態では、唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなります。唾液は口腔内を清潔に保つための重要な役割を果たしていますが、乾燥することで細菌の繁殖が進み、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、乾燥した口内は、口臭の原因にもなります。

 

 

  1. 顔の筋肉や発音への影響

お口ポカンの状態が続くと、顔の筋肉が正しく発達しないことがあります。特に、口の周りの筋肉が緩んでしまい、顔の形が崩れやすくなることがあります。

また、口をしっかり閉じる習慣がないと、発音が不明瞭になり、特に「さしすせそ」の発音が難しくなることがあります。子供にとっては、言語発達に影響を及ぼす可能性もあります。

 

 

  1. 睡眠の質への影響

お口ポカンの状態で眠ると、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクが高まることがあります。

口呼吸によって喉が乾燥し、気道が狭くなることで、いびきや無呼吸の原因となります。これにより、質の高い睡眠が妨げられ、日中の眠気や集中力の低下を引き起こすことがあります。

 

 

お口ポカンを改善する方法

では、お口ポカンを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?以下にいくつかの対策を紹介します。

 

  1. 正しい舌の位置を意識する

普段から舌を上の歯の裏側に置くように意識しましょう。これにより、口を自然に閉じる習慣が身につきます。

 

  1. 口呼吸をやめる

鼻呼吸を意識して行うことで、口呼吸を減らすことができます。特に夜寝るときには、口を閉じて鼻で呼吸することを心がけましょう。

 

  1. 筋肉トレーニング

口の周りの筋肉を鍛えるエクササイズを取り入れましょう。例えば、「イー」「ウー」と口を大きく動かす運動や、ガムを噛むことで筋肉を強化することができます。

 

  1. 専門家の指導を受ける

歯科医師や矯正専門医に相談することで、適切な指導や治療を受けることができます。特に子供の場合は、早期に専門家のアドバイスを受けることが重要です。

 

まとめ

お口ポカンは、一見すると大した問題ではないように思えるかもしれませんが、実際にはさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。正しい舌の位置を意識し、口呼吸を避けることで、お口ポカンの状態を改善しましょう。そして、何か気になることがあれば、ぜひ当院にご相談ください。

こみねキッズデンタルクリニックでは、皆様の健康なお口をサポートします。

 

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